■海外の反応■ACミランの現状と問題点を探る。フロント、監督、選手が問題?ウィングの本田圭佑とボナベントゥーラにボールを集めすぎ?など
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ミランのフォーラムより

引用元
http://goo.gl/U2vAZZ、http://goo.gl/uWSGiO


■ポーリとベルトラッチの中盤で勝利を期待する人なんて少ないよ。クツカがウォーミングアップで負傷してすぐに、キエーボ戦は私たちの日では無くなった。クツカとモントリーボがいないと、試合をコントロールすることができない。今日のチームに関するミハイロビッチの率直なコメントもあったが、ミランは中心となる11人の選手を負傷で欠き、良い流れから外れてしまった。


■ヨーロッパリーグ出場なら、キエーボ戦は引き分けでも十分。夏により良い&賢い投資をすれば、再びチームは良くなるだろう。


■引いて守るチームを倒すゲームプランを組めなかったのは、ミハイロビッチの責任でもある。ミハイロビッチの戦術が制限されているので、多くの勝ち点を失ってきた。


  ⇒ミランには創造性が無い。そのため、より強いチームと対戦すると、カウンターが使えるので、ミランは良いプレーをしているように見える。しかし、試合をコントロールしたり、守備的なチームをこじ開ける必要がある時、ミランは酷くなる。ミランに良い中盤の選手がいたのは、もう何年も前だ。 監督を交代しても、ミランの状況が好転するとは思わない。ミランの問題点は、もっと深い部分にある。それを理解するために、5人もの監督を起用してきたのか?


     ⇒ミランが相手チームの守備をこじ開けられないのは、セードルフやインザーギ監督時代と同様にワイドからプレーしているからだ。ミランは、ワイドにボールを出し、本田とボナベントゥーラに何か奇跡を起こすよう求めている。本田もボナベントゥーラもアタッキング・ミッドフィルダーの選手なのに、ウィンガーとしてプレーしている。ミランは、勝利する方法を1つか2つ以上持ち、バランスの取れた組み立てが出来れば、相手チームを倒せるだろう。


        ⇒ミランは弱いチームと対戦する時でさえも戦い方が同じ。やることはウィングにパスを出すだけ。それは見てて非常にイライラする。相手チームがゴール前を固めてきた時、ウィングから攻撃をしても、容易に消されてしまう。それは言うまでもないことだ。相手がポゼッションしている時は、本田かボナベントゥーラのどちらかが中央に入ってきた方がいい。そうすれば、オプションが多くなる。 他の問題点として、選手たちがほとんどシュートを打たないことが挙げられると思う。もっとボックスの外からシュートを打つ必要がある。アバーテのシュートを除けば、相手GKがセーブしないといけないシーンはあっただろうか。覚えていない。それは、昨日の試合だけの話ではないよ。もっとシュートを打てば、相手DFの注意も分散する。そうすれば、スペースが生まれてくるだろう。


■ミランの多くの選手たちは、プレーの判断が非常に悪い。それは監督の責任ではない。ミランには賢い選手が必要。ミランの中盤の選手たちは、ボールを要求するのではなく、ボールから絶えず逃げようとしている。それは、DFに多くの任務を与えすぎてしまう。最も大きな問題は、中盤の選手たちが冷静さと野心を欠いていること。モントリーボとクツカのコンディションが良い時であっても、プレッシャーを少しかければ、冷静な判断が消え去ってしまう。


  ⇒監督の責任でもある。異なる状況への対応の仕方を選手に押し込ませることも監督の役割の一つだ。選手たちがワイドにボールを放り出しているのを見れば、監督がその役割を果たしていないことがわかる。チームは本田かボナベントゥーラにボールを放り出す。サイドバックの選手たちは、常にオーバーラップをするわけでもない。中盤の選手たちは、どこでボールを受けたら良いか理解していない。FWの選手たちは前線で孤立しているのが好きで、まるで効果的な仕事をしているかのように走っているふりをするだけ。


■ミランは本田とボナベントゥーラにボールを出さざるを得なくなっている。なぜなら、本田とボナベントゥーラがミランにいる最も創造性に優れた選手たちだから。そして、何か起こることだけを願うのみ。ミランの中盤の選手は十分ではないので、ボールの供給面で頼ることはできない。 ミランは戦術が一つしか無いので、毎週同じ選手たちを起用することになる。ミハイロビッチは本田、ボナベントゥーラ、その他の選手達の能力を最大限に引き出す方法を見つけた。それは一定の間、機能した。しかし、ミランにはプランBが無い。なぜなら、ベンチにクオリティーのある選手がいないからだ。


■もちろん、ミランには、もっと良い選手が必要だ。しかし、ミランより弱いチームに負け続ける理由が、選手の質にあるとは言えない。実際に使用している戦術と大きく関係している。ミハイロビッチ監督の一番のミスは、弱いチームが相手の時でも、アドリアーノではなくニアンを起用したこと。アドリアーノはゴールを背にした状態でのプレーが上手。そして、他のチームメイトのためにスペースを作る方法も知っている。


■バッカは1ヶ月前までは極めて良かった。どのシュートもゴールになっているかのようだった。ようやく私たちは、まずまず良いサッカーを見れるようになり、ここ最近10試合程度、ミランは良い試合をしていた。しかし、今や、その良いサッカーも再び死んでしまった。まぁ、ミランが不運なのは認めるけどね。それに、ボナベントゥーラ、バッカ、アントネッリといった中心選手たちが疲れている。


■多くの人が考えている以上に、ニアンは非常に重要な存在だった。それが今になって示されている。ニアンは超一流の選手では無いかもしれないが、ミハイロビッチが彼を大きく評価していた理由があった。彼の不在によるマイナス面が出てきている。


■ミランは、良く組織された中位のチームが相手だと試合を支配することが出来ない。それは単にチームにクオリティーのある創造的な中盤の選手がいないから。今までモントリーボは良い仕事をしてきた。彼はミランのベストの中盤の選手だった。しかし、モントリーボとクツカは数週間アウトだ。そのため、これからの数試合はドローか負けとなりそうだ。 ミランは、ワールドクラスに近い中盤の選手を獲得してこなかったので、トップ3でフィニッシュすることが出来なかった。それは、多くのファンも理解しているだろう。 ここ数ヶ月のミランは非常に良かったかもしれない。しかし、今となって、中盤に良い選手がいないことが露呈している。ベンチのメンバーが酷いのは言うまでもない。


■モントリーボの代役が必要だ。それと同じくらい重要なのが、効果的な他の戦術も用いる必要があること。


■ベルルスコーニは新監督にブロッキを望んでいる。なぜなら、ブロッキはベルルスコーニのために4-3-1-2を使うだろうから。ベルルスコーニがいれば、ミランは中盤に良い選手を買わないと思う。夏にストライカーを3人買いそうだ。


■つまり、もうチームはミハイロビッチを支持していないのか?


  ⇒このクラブはもう見込みが無い。


     ⇒そうだね。ベルルスコーニと共に、このクラブは博物館に展示すべき。


  ⇒ニアン、ロマニョーリ、アッビアーティ、アバーテらはミハイロビッチを支持していると言われている。デ・シリオ、ポーリ、ディエゴ・ロペスといったベンチプレーヤーはミハイロビッチを支持していないように思う。


     ⇒間違いなく、アバーテは今までの監督に対して常に反逆的だったと思う。今年は何が違うのだろう?


■ミハイロビッチはポーリの姿勢を称賛していたよ。ミハイロビッチを支持していないのは、ベルトラッチ、メネズ、バッカ、サパタ、本田、ボナベントゥーラ、バロテッリ、ボアテングのいずれかの可能性が高そうだ。 ベルトラッチはフラストレーションがたまっているはず。 サパタは、サッスオーロ戦での屈辱的な交代で非常に心を痛めたに違いない。 ボアテングとバロテッリはキエーボ戦のハーフタイム中にウォーミングアップしていなかった(ベンチに座ってジョークを言い合っていたようだ)。 本田は、かつてロナウジーニョがミランで受けた扱いと似ていて、干されたことに関してミハイロビッチに未だに怒っているかも。 最近のバッカとボナベントゥーラはプレーの判断が酷い。彼らはキエーボ戦で怒っていたように見えた。まぁ、彼らのプレーの出来は私を怒らせたけども。


■本当に。。。。ガリアーニをクビにするのに、どれだけ時間がかかっているのか?2年前、バルバラがミランからガリアーニというネズミ退治に非常に近づいていた。ガリアーニは自分で辞任すると発表した。私は覚えているよ。あの「Sky」が、数日後にマルディーニがミラネッロに入って働き始めると既に発表していたのに。


■頼むよ、バルバラ。ベルルスコーニ会長に引退するようお願いしてよ。


海外の反応以上です。


□ブログ主の感想
ニアンが交通事故で負傷という嫌なニュースの後のアレッサンドリア戦でメネズやバロテッリがゴールを決めたので、ニアンの穴も埋まるかと思いきや、サッスオーロ戦とキエーボ戦で勝利できず。この2試合を見てると、少し前のミランに戻ったようで、少し落ち込みますよ笑。あくまで個人的な考えですが、キエーボ戦はサッスオーロ戦ほど酷かったように見えませんでした。サッスオーロ戦は、ビルドアップでサイドに追い込まれて、結局、ボールを失ってカウンターを受けるシーンが目立ったように見えました。もう少し、中盤の選手がボールを受けにきたり、時にはFWの選手がポストプレーに来るシーンがあってもいいような気がしました。 本田選手は試合全体で見れば、良いプレーを継続していると個人的に思いますが、サッスオーロ戦もキエーボ戦も得点チャンスがあっただけに決めてほしかったなーというのが率直な気持ちです。ただ、次のラツィオ戦で勝利すれば、良い気持ちでインターナショナルウィークを迎えられるので、ぜひとも勝利を期待したいと思います。まぁ、根本的な問題は解決しないかもしれませんが笑。


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